弦に挟む「布」について。
このように、布やフェルトを弦に挟む理由はご存じですか?
おしゃれな飾り…?だけではなく、音楽的な理由があるのです!
演奏するときに弾いた弦と、この箇所の弦が近い音程になっていると、一緒に振動して「ミ〜〜ン」「キーーン」という高い音を出してしまうことがあります。
ブリッジを正しい位置に直すことで解消することもありますが、共鳴する弦に布・フェルトなどを挟むことで、振動を強制的に止めることができます。
※挟んだ布等が楽器の表面板に触れてしまうと、楽器の響きを抑えたり、色付きの原因になることがあります。布等が弦のみに触れるように、工夫して挟むことをおすすめいたします。
このように、弦に縫わせるようにして挟んだり、
弦の間に押し込んで、固定します。
そしてこのたび、「本革製 共鳴防止クロス」の取扱いをはじめました!
弦にフィットする厚みの本革製で、マンドリンからマンドセロまで対応できる安心の2枚組です。
普段演奏していて、楽器が必要以上にワンワン響くのが気になったり、キーーンという高い音が耳につく時は、このような対処を試してみてはいかがでしょうか?
(それ以外の原因ももちろん考えられますので、症状がひどい場合は専門のスタッフにお見せください!)
共鳴の様子はこちらからご覧ください↓
【マンドリンから変な音が!?】自分でできる共鳴の止め方
更新者:鳥居