楽器ケアのお話 ~温度や湿度について~
みなさんこんにちは!
マンドリン&ギター専門店イケガクです。
今回はみなさんのパートナー"楽器"のケアについてのお話です。
<約7分45秒の動画です>
みなさん普段弾かない時は楽器をどう保管していますか?
ケースにしまって保管されている方が多いと思います。
ケースにしまうと楽器をぶつけてしまったり落としてしまったりといった事故から守れて安心ですね!
しかしケースにしまっていても守りきれないものがあります。
それは温度や湿度です。
楽器は大部分が木でできているため温度や湿度変化の影響を大きく受け、変化してしまうことがあります。
それぞれ楽器がどのような影響を受けることが多いかご紹介いたします♪
≪温度について≫
〇温度が高い
楽器の表面を覆っている塗装や木と木の張り合わせに使っている接着剤が溶けてしまうことがあります。特に真夏の車内や直射日光の当たる場所、冬でもエアコンの風が当たる場所などでの保管はお避け下さい。
〇温度が低い
温度が低く楽器が変化することはあまりございません。しかし、温度が低い場合は湿度も低いことが多いですので、湿度にお気を付けください。
☆適切な温度
大よそ25度前後
※楽器の塗装の種類によって前後します
☞温度はご使用者様が快適に感じる環境で、直射日光などが当たらない場所に保管して頂くと楽器も快適です。
≪湿度について≫
〇湿度が高い
湿度が高いと楽器が水分を吸ってしまい、響きづらさ・ネックの反りなどが発生することがあります。特に梅雨は楽器に使われている金属パーツのサビ・カビの発生などもよく起こりやすい時期です。
〇湿度が低い
湿度が低いと木材が乾燥して縮んでしまい、割れてしまうことがあります。落としたりぶつけたりしていないのに楽器が割れている場合は乾燥が原因のことが多いです。
楽器の過度な乾燥はお気を付けください。
☆適切な湿度
大よそ45%前後
温度は肌で感じやすく管理がしやすいですが、湿度は中々肌で感じる事が難しいため、湿度管理用品の使用をおすすめしております。
それぞれの使い方や使用時期・組み合わせについては本記事の動画をご覧くださいませ!
楽器保管時のケアを行い、いつまでも楽器を良い状態に保ちましょう!